「動物」と「音楽」。
どちらも互いに関わりが無い分野のように思えますが、そんな事はありません。
例えば童謡には「ぞうさん」や「げんこつやまのたぬきさん」のように動物が登場するものがたくさんあります。
また、動物にクラシックなどの音楽を聴かせる事で動物が安心する、落ち着く、といった報告もされています。
そう、意外とこの両者関わりがあるんです。
そこで、皆さんにちょっと違う視点から動物を見てもらおうと企画しました。
題して「芸術の秋!動物園の音楽会♪」
お客さんもたくさん来てくれました。
今回出演してくれたのは「ひたちジュニア弦楽合奏団」の皆さんです。
バイオリン、ビオラ、チェロの3種類を小学生から高校生のみなさんが素敵に奏でてくれます。
ハリーポッターメドレーやメヌエットなどみんなが知ってる曲を弾いてくれました。
楽器紹介では楽器に使われている動物のある部分をクイズで出しました。
弦楽器を弾くのに欠かせない弓。これは馬の尾で作られているんですよ。
そして動物の謝肉祭という組曲より「象」という曲をチェロで弾いてもらいました。
これはゾウがゆっくりのしのし歩いているのをイメージした曲です。
皆さんの頭の中にゾウが思い描けたでしょうか?
そこで我らがゾウの飼育員登場。
ゾウはあんなに体が大きいのにどうして足音なく静かに歩けるのかを質問しました。
ゾウの足裏はとても柔らかくなっていて衝撃や音を吸収してくれるからだそうです。
最後はCMなどでもよく聞くアイネ・クライネ・ナハトムジークを華麗に演奏して頂いて終了です。
演奏者のみなさんありがとうございました。
今回がかみね動物園初となった音楽会。
今後も音楽から動物を感じて知ってもらえるよう、続けていこうと思います。
動物園で演奏してみたーい という方いらっしゃいましたらぜひお声をかけて下さいませ。
(飼育員 かわそえ)