×
閉じる

ページID
P013087

平成24年8月16日(木曜日)

ページID
P013087

カピ!バラエティハウスの住人紹介 第三弾「アフリカタテガミヤマアラシ編」

平成24年8月16日(木曜日)

平成24年の4月にカピバラと愉快な仲間たちが過ごす「カピ!バラエティハウス」がオープンしました。
今回はアフリカタテガミヤマアラシを紹介します。

ヤマアラシの写真1

まずは、アフリカタテガミヤマアラシについてご説明します。
アフリカ大陸北部に生息しており、トゲトゲの恐ろしい見た目をしています。
そんな見た目ですが、げっ歯類(ネズミの仲間)に分類されます。
よく「ハリネズミ」と間違えられますが実は…

ヤマアラシ:げっ歯目(ネズミの仲間

ヤマアラシの写真2

ハリネズミ:食虫目(モグラの仲間

ハリネズミの写真

ハリモグラ:単孔目(カモノハシの仲間

ハリモグラの写真

なんです。ややこしいですね。

このトゲは、毛が進化したもので、固く先が尖っているために、長靴など簡単に貫通してしまいます。(刺されたことはありませんが)

ヤマアラシの写真3

そんな見た目とは違って、彼らは臆病で争いを好みません。
なるべく闘わないようにと下記のような段階をふんでいきます。

  1. 針は白黒の警告色(スズメバチや毒キノコのようにわざと目立つ色をすることで自分が危険な存在だとアピールする)
  2. 針を逆立てる
  3. 空洞になっている尻尾を振って「カラカラ」と音を出す(この音が「山に嵐が吹き荒れる音」に聞こえることからヤマアラシという名前が付いたそうです)
  4. 後ろ足を踏み鳴らす

それでも向かってくる相手には…

  1. 後ろ向きにアタック。

さらに厄介なことに、この針は刺さると抜けやすい(ヤマアラシの体から)という特徴があり、ちょっかいを出した動物は針が刺さったまま何日間も激痛を味わうことになります…。
ライオンやヒョウも二度とヤマアラシを食べようなんて気は起こしません。
彼らの針は攻撃するためではなく、身を守るために進化したのです。

かみね動物園には、オスの「ペッパー」とメスの「セサミ」の2頭のアフリカタテガミヤマアラシがいます。

セサミとペッパーの写真
セサミ(左)とペッパー(右)

ペッパーは小柄で茶色い体をしています。

ペッパーの写真

活発で夜行性なのに寝る間も惜しんで、毎日穴掘りに勤しんでいます。
そんな甲斐もあって巨大なトンネルが出来ましたが、園内にひょっこり現れても困るのでたまに埋めています。
穴の深さは1メートルで、2頭がすっぽり入れる大きさです。

ヤマアラシたちの写真
工事中
完成したトンネルの写真
トンネル完成

さらに夕方になると早く帰りたいアピールをします。

ヤマアラシの写真4
開けてー

メスのセサミは大きくて黒い体をしています。

セサミの写真

見た目のせいで「こっちがオスだね」なんて言われてしまいますが、大きい方がセサミです。
性格は穏やかですが、ご飯になるとペッパーの分まで食べようとする食いしん坊です。
日中はおやつの時間以外は寝ている事が多いです。

カピバラエティハウスでは寝室から展示場まで地下トンネルを通って出ていきます。

出入口の様子
気になるけど出れません

最初は全く通ってくれませんでしたが、あの手この手でなんとか通るようになりました。

地下トンネルの様子
デンジャラスな入舎

地面もコンクリートから土に変わって非常に動きも出るようになりました。

地面がコンクリートだった頃の写真
ビフォー
地面が土に変わった写真
アフター

夜行性で昼間は寝ているため、以前の展示場では「見えない」「どこにいるか分からない」という声を良く聞きましたが、今は近くで寝ている姿を見る事が出来ます。(たまに隠れてしまいますが…)
毎日13時30分のおやつタイムは起きていますので、まだ見れていないという方はぜひ一度見に来てください。

カピ!バラエティハウスも担当 中本

このページについてご意見をお聞かせください

この記事はいかがでしたか?

この記事についてのお問い合わせ

お問い合わせ先
産業経済部かみね公園管理事務所
代表電話番号
0294-22-5586
ファクス番号
0294-22-5596
メール
メールフォーム