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staff blogスタッフブログ (飼育員ブログ)

クジャク開花しました

2013年3月29日

3月になり暖かくなってきました。
まだ満開ではありませんが園内では桜も咲いています。

インドクジャクは繁殖シーズン。
オスが綺麗な羽を広げてメスに求愛(ディスプレイ)している様子が見られます。

羽を広げたインドクジャクの写真

美しい~。
彼らはインドやスリランカなど南アジア原産の鳥です。
インドでは国の象徴である「国鳥」に指定されています。

羽をとじている様子

閉じている状態です。
綺麗な羽は尾羽に見えますが違います。
尾筒(じょうびとう)と言って尾羽の上を覆う羽が変化したものです。

尾羽の写真

実際の尾羽は羽を広げた時に後ろから見えます。
丸でかこった部分ですね。
尾羽を持ち上げてそれを支えに上尾筒を広げているのが分かるでしょうか。
表からみるととてもきれいなのですが、裏から見るとお尻の穴が見えてて…
ちょっと恥ずかしい?

にわとりに羽を広げるクジャクの写真

ちなみにこの日は同じ小屋に住んでるチャボ(オス)に向かってディスプレイしていました。
いや違う、私か?
私、動物園に行くとよくクジャクに求愛されるんですよね。
モテモテです。付き合ってみようかな。

インドクジャクの写真

でも彼の方が美しいので一緒に歩けない~

(飼育員 かわそえ)

2013年3月29日

カピバラ親子がついに本格デビュー

2013年3月26日

平成25年3月4日に生まれたカピバラの赤ちゃんですが、すくすくと成長しています。
30センチ、1.6キロだった体も43センチ、2.5キロにまで大きくなり日々の成長を感じます。

これまでは不定期でグランドに出る練習をしていましたが、外の環境にもなれ気温も暖かくなったので、平成25年3月30日から本格的にグランドデビューをします。

授乳中の写真
授乳中
お父さんの背中で遊ぶ様子
お父さんの背中が遊び場
じゃれあう子供たちの様子
じゃれあう子供たち
泳ぐ親子の写真
泳ぐ親子
みんなで泳ぐ様子
みんなで泳ぐ

カピバラたちは寝室からグランドまで、園路を通って出ますので出入りの時間は間近で見る事ができます。
カピバラの成長はすごく早いので、あっという間に大きくなってしまいます。
まだ見てないよ~という人はお早めにお越しください。

グラウンドに出入りする様子

時間は以下の通りです。

午前の部 10時30分から12時
午後の部 13時30分から15時

(補足)天候や体調によっては時間の変更や中止になることもあります。

園内の桜も今週末から来週にかけて見ごろとなりそうなのでダブルでお楽しみください。

カピバラエティハウス担当 中本

2013年3月26日

クモザルが主役

2013年3月25日

毎月第4日曜日は「おサルさんデー」というイベントをおこなっています。

かみね動物園にはたくさんのサルの仲間がいるため、毎月違った内容、動物でおこなっています。

ちなみに平成25年3月の主役はこちら…

トモコの写真

ジェフロイクモザル。

クモザルの大きな特徴の一つは、とても器用に使える尻尾を持っていること。

尻尾の写真

これはクモザルの尻尾の内側。

見てのとおり、先端部の内側には毛がありません。さらに、指紋ならぬ「尾紋」があり、でこぼこしています。
これにより物が掴みやすくなっています。

一方で、この器用に使える尻尾があるため手の指は退化し、見た目状親指のない4本指になっているのも大きな特徴です。

手の写真
親指がない。

ちなみに足の指は5本ありますよ。

足の写真
親指あり。

現在、かみね動物園に暮らすジェフロイクモザルは…

6歳オスの「ジン」君(黒っぽい)

ジン君の写真

16歳メスの「トモコ」(白っぽい)

トモちゃんの写真

2頭ともイタズラ好き。

イベントではクモザルについてのお話しをしましたが、その間も尻尾を出しイタズラしようとしてきました…

クモザルについてのお話イベントの様子

分かりにくいですが、担当者の無線アンテナをつかもうと必死なジン君。

今回は来園者の方々におやつをあげてもらい、尻尾の器用さ、指が4本ということを観察してもらいました。

クモザルの写真1

直接手にあげたり…

クモザルの写真2

尻尾を使って取ってもらったり…

クモザルの写真3

上手に出来ました。

クモザルのイベントは今回が初めてだったので少し不安でしたが無事に終了。
参加して頂いた皆さまありがとうございました。

来月の「おサルさんデー」もお楽しみに。

(サルの楽園担当 大栗)

2013年3月25日

トラVSライオン!?

2013年3月25日

トラとライオンは戦うとどちらが強いのか?

先日園長への手紙に8歳の男の子からこんな質問が届きました。

おてがみの写真

(補足)名前を隠しています。

これは疑問に思う方はたくさんいるのではないでしょうか。
昔、外国の動物園で実際に戦わせた記録があるそうですが
その際は互角だったとの事。(園長のおへんじより)

猛獣担当かわそえは同じ体格で同じ性別のトラとライオンが戦った場合、トラの方が勝つのではないかと思っていました。
理由は狩りの手法の違い。
ライオンは狩りをする時は大概「群れ」で行います。
単独で狩りを行うトラの方が1対1で他種の動物と対峙する場面に馴れているし
1対1で戦う能力にも優れているのではないか、と考えたからです。

でもライオンもオス同士はなわばりやメスをめぐって争う事があるし単独で狩りをする事もあるんですよね。

…う~ん、分からない…。皆さんはどう思いますか?

さて、前フリが長くなりましたが実はかみねでも「トラVSライオン」ありました。
先月の話です。
昼休み中に「トラの展示場にライオン…。」という無線が飛び込んできました。
慌てて展示場に駆けつけると、決着はついた後の様子。

そこには…戦いに敗れて…足を負傷し横たわるライオンの姿が…

ライオ…?

…ライオン…?

ライオン人形の写真

はい、ライオンです。唾液にまみれ、中の綿が飛び出ています。

お子様がトラの展示場に落としてしまったとの事。
楽しい思い出を作るためにやって来た動物園で悲しい想いをさせて申し訳ありません。

展示場の柵の写真

これは展示場の柵なんですが、この隙間から物を落としてしまう方が増えています。
防止策として目の細かい網をここに取り付けることも考えましたが、そうすると下の方が見づらくなってしまうんですよね~。
ひとまず「落とさないよう気を付けてね?」看板を取り付けて様子見です。

さくの写真

ちなみに百獣の王ライオンを唾液にまみれさせたのは彼女。
さわはお客様の落し物は絶対に見逃しません。
すぐに飛んできてベロベロしたりガジガジしたりします。
食べることはしませんが、無事な姿での回収は不可能です。

さわちゃんの写真

もちろんライオン達にもお客様の落し物は大人気。
特に赤ちゃんの靴。奪い合いで無残な姿に…。
かわいい足が冷たくなってしまうのは心が痛むので、ご覧になる際はお気を付け下さいませ。

(飼育員 かわそえ)

2013年3月25日

ハッピーバースデイ。きぼう。

2013年3月25日

平成25年3月16日はライオンの「きぼう」の2歳の誕生日。
お誕生日会を行いました。

たくさんのお客さんの様子

10日に行ったバシャンの誕生日同様、たくさんのお客様が集まってきてくれました。

にくの写真

プレゼントはこちら。子牛の骨付き肉。
本日のメインは子牛の骨付き肉でございます。フランス料理か。

こんな肉にかぶりつくのが私の夢ですね。
生だからさすがにやらなかったですけど。

はこにいれる様子

骨付き肉はプレゼントらしく箱に入れてみました。
大きな肉一本とぶつ切りにしたものを6個用意しました。

きぼうとゆめとはるの写真

ここできぼうの生い立ちを紹介。
きぼうは平成23年年3月16日産まれ。
東日本大震災の5日後であり、停電と断水が続く休園した動物園でひっそりと産まれました。
母親バルミーが4頭の赤ちゃんを産みましたが、1頭は残念ながら死亡。
残りの3頭は授乳も確認してバルミーが献身的に育てていました。

だっこの様子

今後どうなるか分からない不安な状況で、被災したお客様を少しでも癒す事ができたら、生き物の温もりを伝える事ができたら、という職員の想いからライオンの赤ちゃんを抱っこするイベントを開催しました。
イベントは大成功。赤ちゃんも大活躍してくれました。

一緒に産まれた「ゆめ」と「はる」2頭のメスは福島県にある東北サファリパークで今も元気に暮らしています。

きぼうの写真1

あれから2年。きぼうは2歳。
たてがみも生えてきて立派な若オスです。
さあ、バースデーソングを歌って…

きぼう登場

きぼうの登場。
母バルミーと妹達も一緒です。

箱の中身を探る様子

箱の中に肉が入ってるんだよね。
知ってるよ。

食べるにのの写真

一番大きな骨付き肉を手に入れたのは4姉妹で一番のくいしんぼうニノでした。
兄の誕生日なのに空気を読まずに独り占め。

食べるきぼうの写真

きぼうは別の箱に入っている骨付き肉にありつけました。
骨ごとバリバリ…。おいしそうです。

兄と妹の写真

「兄ちゃん、私もほしいなー」「だめー」
ゲットした肉は妹が欲しそうにしていても渡しません。

きぼうの写真2

無事に2歳の誕生日を迎えたきぼう。
これからもっとたてがみがフサフサで黒くなって立派なオスになっていくのでしょう。
ウィル父さんのように家族に優しいライオンになってね。
彼の成長が今後とても楽しみです。

(飼育員 かわそえ)

2013年3月25日

ハッピーバースデイ。バシャン。

2013年3月16日

バシャンの写真

平成25年3月12日はカバのバシャンの50歳の誕生日です。
少し早いですが10日にお誕生日会を開きました。

参加者の写真

バシャンのために一緒にケーキを作ろうと呼びかけたところたくさんのお客様が集まってきてくれました。
多くの人にお祝いされるバシャンは本当に幸せ者です。
私の誕生日も今度イベントで祝ってもらおうかと思いました。

おからの写真

土台となるケーキはおからで作ります。
みんなでペタペタ叩いて固めて

ケーキの土台の写真

はい、鏡餅…ではなくケーキの土台が出来ました。

型ぬき野菜の写真

仕上げは飾りつけ。
事前に星やハート型にくりぬいた野菜を飾ってもらいました。

たのしいかざりつけの様子

始めは控えめだった飾りも…

ケーキ完成写真

終盤はカオス。動き出しそうだな。
名パティシエ達の競演により躍動感あふれる素晴らしいケーキができました。
さあ、バシャンは食べてくれるか!?

ケーキに気付いたバシャンの様子

バシャン登場~。右側にいるのは娘のチャポンです。
バシャンは昔おからをよく食べていたのでおからが大好物。
ケーキを見つけるとまっすぐ向かって行きました。
一方チャポンは見慣れないものにはなかなか近づかない慎重派。
しばらくケーキの周りをうろうろ。

ケーキを食べる様子

あ、バシャンが食べた。

食べるバシャンとチャポンの写真

バシャンが食べているのを見て安心したのかチャポンも食べ始めました。
仲良く美味しそうに食べています。

バシャンの写真

バシャンは人間の年齢で言うと80歳くらいの国内最高齢カバです。
大分県の動物園で産まれ、はるばるここかみね動物園までやってきました。
今までに14頭の子供を産み、北は北海道から南は長崎までバシャンの子供たちが全国の動物園で活躍しています。
孫もたくさん生まれているんですよ。

日本のカバ達の命をたくさん繋いでくれたバシャン。
これからも共に動物園を盛り上げていきませう。

(飼育員 かわそえ)

2013年3月16日

カピバラの赤ちゃんがグランドデビュー!?

2013年3月11日

生後1週間を迎えたカピバラのあかちゃんですがスクスクと成長しています。
生まれてすぐはぎこちない足取りでしたが、今では4頭とも元気に走りまわっています。
グランドに出るのは平成25年3月末とお伝えしていましたが、なんと…本日デビューしちゃいました。

ここ何日かコタツとハナが外に出たがっていたので、気分転換も兼ねておやつタイムの後扉を開放していました。
親はお子様そっちのけで喜んでグランドに出て泥浴びをしたり、お昼寝をしたり、かなりリラックスしています。
もう少し子どもを心配してほしいくらいです。

おいてけぼりのお子様たちはというと、外が気になるけど怖いといった感じで扉を出たり入ったり繰り返していました。

カピバラの赤ちゃんの写真
グランドに出るれんしゅうの様子1
グランドに出るれんしゅうの様子2
気になるけどやっぱり帰ろう

しかし、練習を初めて3日目の平成25年3月11日についにグランドに出ました。

グランドに出るれんしゅうの様子3

初めはいつも通りウロウロしていましたが、キューっと鳴いてお母さんを呼ぶと意を決してグランドに降りて行きました。

グランドにでる様子1
グランドにでる様子2

すごーいと思ったら…、どこにでもいるんです。こういう憎めない存在。

1頭だけのこされたカピバラの赤ちゃん
あらら

取り残されて不安そうに鳴いていると、父親のコタツが駆けつけました。
これにはちょっと感動。

コタツがたすける様子
コタツ参上。

「こっちだよ」と言っているかのように優しく促します。
おっとりしていたコタツがすっかり父親らしくなりました。

こたつとあかちゃん

無事合流した4頭は初めてのグランドを体いっぱい満喫します。

合流
なんか気になるぞ。
はしりまわる様子
走りまわるお子様
たべる様子
ご飯も食べます
コタツの背中ですべりだい
コタツの背中ですべり台。

はしゃぎまわる子どもたちでした。
定期的にグランドに出るにはまだ時間がかかりますが、様子を見ながらちょっとずつ練習していきたいと思います。
13時30分のおやつタイム後に練習しますので、運が良ければ走りまわる子どもたちをご覧頂けるかもしれません。
お楽しみに。
なお、天候や体調によっては練習を行わないこともございますのでご了承ください。

カピバラエティハウス担当 中本

2013年3月11日

「ナナ」と申します

2013年3月9日

平成24年の9月26日に栃木県の宇都宮動物園から仲間入りした「ナナ」

ナナの写真1

現在17才…ピチピチです。

かみね動物園に来てから環境に馴れるのに少し時間がかかりましたが、現在では他のチンパンジー達と仲良く一緒に過ごしています。

新しくやって来たナナを急に群れの中に入れるとケンカをしたり、怪我をしてしまう可能性もあるので、まずは檻越しでお見合い。
その後、徐々に群れのメンバーたちと合流していきました。

ナナの写真2

初めて展示場に出た日のナナ
緊張しているのかじーっとしていました…

ナナとゴヒチの写真1

初めてゴヒチと一緒になった日

ナナとゴヒチの写真2
(左:ゴヒチ右:ナナ)

ナナはチンパンジーにとって、とっても大切な挨拶をしっかりし、ゴヒチもすぐにナナを受け入れていました。

ナナとユウの写真
(左:ナナ 右:ユウ)

初めてユウと一緒になった日。
気の小さいユウはナナと少し距離をとっていましたが、ナナはそれでもユウにしっかり挨拶をしにいってました。さすが。

ナナとヨウトゴウの写真
(左:ヨウ 中央:ゴウ 右:ナナ)

初めてヨウ、ゴウ親子と一緒になった日。
この日もナナはすぐにヨウの所へ向かい、しっかり挨拶。

ヨウとゴウとナナとゴヒチの写真
(左:ヨウ 中央:ゴウとナナ 右:ゴヒチ)

ゴウはナナに驚いたりもせず、すぐに一緒に遊びだしました。

ナナとマツコの写真
(左:ナナ 右:マツコ)

初めてマツコと一緒になった日。
言うまでもなくしっかり挨拶。
ナナが来るまで、マツコが最後にかみね動物園にやってきたチンパンジーだったため、初めて後輩?ができました。

お昼寝するナナの写真

ミカンを食べお昼寝するナナ

ナナがやってきたことでさらに賑やかになったチンパンジー達。

日に日に暖かくなるこの時期、花粉症の担当者にとってはツライですが、チンパンジー達にとっては寒い寒い冬が終わりをむかえる嬉しい季節です。

暖かい日差しの中で元気に遊ぶチンパンジー達にぜひ会いに来て下さい。

さらに。動物園正門前の「日立紅寒桜」の花も開き始めました。

日立市で発見された珍しい桜ですので、こちらもぜひご覧ください。

動物園正門前の日立紅寒桜の写真

(チンパンジー担当 大栗)

2013年3月9日

ベンガルトラのアキラ

2013年3月6日

平成25年2月24日の夜、ベンガルトラのアキラが亡くなりました。
13歳でした。

あきらの写真1

飼育員がアキラの異変に気付いたのは平成24年10月頃。
寒くなる冬に向けてエサを増やしたのですが一向に太りません。
それどころか少し痩せてきたような…。
糞によく未消化の肉がそのまま出てきていたので、腸がおかしいのかと思い獣医さんと相談して腸の動きを活性化する薬を与えたり消化しやすいよう肉を小さく切って与えたりしました。

あきらの写真2

未消化便は無くなり、改善も見られたのですがなかなか調子が上がってきません。
部屋を前より暖めたりしましたが、段々痩せが目立ち毛並みも悪くなってきました。

あきらの写真3

そして2月に入りアキラの体調はガクンと悪くなりました。
エサをあまり食べなくなり、元気もいま一つ。
それでもたまに寝室を覗くお客さんにむかって吠える姿は見られました。
この頃、アキラは水をよく飲んでいて腎臓が悪いのではないかと思われましたが
抗生物質・消炎剤・栄養剤などを投与して様子を見ることになりました。

トラの様な大型動物は具合が悪くなったらすぐ手術…という事はできません。
どこが悪いか分からないのに、全身麻酔をかけてお腹を開けてみるというのはかなりのリスクを伴うからです。
薬を与えながら周囲の環境を良くして見守る事しかできませんでした。

点滴を受けるあきらの写真

(点滴を受けるアキラ。水入れに入っているのは薬入りミルク)

全くエサを食べなくなったのが2月中旬頃。
肉を見せると食べたそうにはするものの、口にはしません。
とにかく栄養をつけてもらいたかったので、ミルクを水飲みに入れたりミンチ肉を作って食べやすくしてみたりと試してみましたが駄目でした。
アキラはその日点滴を受けて夕方寝台に上がって休んでいましたが、夜に私が見に行くと床で横になって息を引き取っていました。

翌日解剖・検査を行い死因は腎不全(腎臓が機能しなくなる病気)と判明しました。

あきらの写真4

少し早いお別れとなってしまったアキラ。
悲しい、悔しい、と様々な気持ちが交錯しました。
なぜ病気になったのかは不明ですが、飼育の力が及ばず申し訳ない限りです。

何も食べられなくなってからも、外に出たそうにしたり鋭い眼光で睨みつけるアキラからはとても強い生命力を感じました。
「野生動物は強い」と先輩飼育員から幾度となく聞いたことがありますが、今回はそれを目の当たりにしました。

献花台の写真

(たくさんの献花や温かいメッセージを頂きました。ありがとうございました。)

様々な事を教えてくれたアキラには本当に感謝しています。
これから私は彼の死を無駄にせず、飼育員として残された動物達と動物園の為に頑張ることが彼への花むけになると考えています。

アキラ最期まで頑張ってくれて本当にありがとう。
ゆっくり休んで下さい。

(飼育員 かわそえ)

2013年3月6日