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staff blogスタッフブログ (飼育員ブログ)

フサオマキザルお引っ越し大作戦!

令和6年2月5日

空いた展示場のその後

昨年11月末にマンドリルのリエルがお引っ越しをしてから、マンドリルのいた展示場が空き部屋になってしまいました。

園長のお手紙に、「空いた展示場どうするの?」という質問がたくさん来ていたとの事なので、掲示物でも貼り出しましたが、ブログでもお伝えしようと思います。

その前に…。

ケンシロウ1周忌のお花

去る1月15日はケンシロウの1周忌でした。ありがたいことにお花をいただきましたので飾らせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。展示場の前では1年経ってもなお、来園者の方がケンシロウの話をしているのをよく耳にします。それだけ愛されていた存在なんだと改めて思う日々です。

そしてリエルですが、新しい環境でリエルらしく過ごしているようです。なんだか強気な感じも否めませんが、上手に群れになじんでくれることを願うばかりです。

マンドリル展示場がフサオマキザル展示場へ

さて、本題に戻ります。マンドリルの使っていた展示場ですが、お隣に暮らすフサオマキザルに使ってもらうよう改修を進めていました。

展示場内のかみ砕かれた木を撤去し、使えそうな木は針金を締め直し落ちて事故にならないよう確認。また、当園のフサオマキザルたちはブラッザグエノンたちと犬猿の仲と言ってもいいほど過去トラブルが多発。上部の回廊をフサオマキザルが使うとなると、ブラッザグエノンの展示場や移動通路にフサオマキザルが大接近することに。接触をさけるため、板を敷いたり貼り付けたりして、お互いが怪我をしないように改修をしました。

ブラッザグエノンと闘争を防ぐ板

(ベテラン飼育員方の手を借り喧嘩につながりそうな場所は板張り)

展示場だけでなく寝室も変わるので、寝室も新しい平板と木を入れました。

そしてここで感じるマンドリルのありがたさ。上部に空調設備のパイプが通っているのですが、それをいたずらされないようにするため、各寝室の上部には木の板が置かれています。マンドリルはそもそもいたずらしなかったのでしょう、その木の板が固定がされていませんでした。
しかしこのままフサオマキザルを入れてしまったら大問題!過去フサオマキザルたちは固定されていたこの木の板を上手にずらして隠していた配管の断熱材をむしって遊ぶといった手の器用さを見せたのです。

寝室の上部

こんなところに入ってせっせと固定をします。
全てはフサオマキザルの安全と設備を守るため。終わったころにはホコリとクモの巣まみれです(笑)

いざお引っ越し!

寝室の移動を1月31日に行いました。

網で捕獲して、サッと部屋の移動。
お父さんのフトシはしばらく健康診断をしていなかったので、ついでに健康診断。犬歯の状態があまり良くないようなので、様子観察し、症状が出てきたら抜歯かな…、という診断でしたが概ね良好でした。

フトシの歯

(左側:上顎。犬歯が怪しい状態…。茶色いのは色素沈着だそうです。)

新しい寝室に移動した初日。フトシと息子2頭はやや緊張気味。

緊張して落ち着かないムサシ 緊張顔?のタケシ

(左:落ち着きないムサシ、右:緊張な面持ちのタケシ)

その反面、お母さんのユメは緊張もなく新しい環境もなんのその。今まではオスを気にして朝のバナナを遠慮がちに取りに来るユメでしたが、今はオスたちを退け、いの一番に取りに来るぐらい勢いがあります。さすが母。

3日ほど経つとこどもたちも寝室に慣れたので、元々マンドリルの展示場だったところへ出してみました。

いざ展示場へ

突拍子もないことをしないかなとハラハラしながら見ていましたが、特に問題なく使ってくれています。
これから兄弟のいたずらややんちゃっぷりが発揮されるだろうとしばらく安心はできませんが、新しい環境、マンドリルのおさがりの給餌器や新しいもの、以前の展示場にはなかった回廊、今まで以上にたくさんの動きを見ることができるようになりました。

上から見ることもできます 新しい給餌器を見るフサオマキザル 回廊を使う様子

(左:運が良いと上からも見られる! 中:新しいブイの給餌器を見つめるフトシ。 右:回廊を通り始めたムサシ)

様々な動きや表情を見せてくれるフサオマキザルをぜひご覧ください。

フサオマキザルの展示場跡は…?

フサオマキザルが移動し、以前のフサオマキザル展示場にはお隣のサバンナモンキーにお引っ越しをしてもらう予定です。
こちらも展示場と寝室を改修してからの移動になりますので、少しお時間いただくかと思います。

展示場が変わり、フサオマキザルとサバンナモンキーの魅力が少しでも皆様に伝わりますように。

(フサオマキザルの軽快な動きがうらやましい申年のところ)

令和6年2月5日