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令和3年4月5日(月曜日)

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動物園で見られる野鳥だよ(2)

令和3年4月5日(月曜日)

 前回は動物園でよく見られる野鳥御三家を紹介しましたが、今回は時々見られる鳥たちを紹介します。春先、園内を歩いているとタタタタタタと太鼓のような音が響いてることがあります。音の先を探すと、いたいた、コゲラです。全長15cmとキツツキの仲間では最小ですが、木を叩いて中の昆虫をつつく音は立派なウッドペッカーです。体が小さいので堅い木を穿つことはできないようですが、枯れ木などでは求愛のためのドラミングなどもできるようです。

コゲラ
《コゲラ》

 この時期メジロもよく飛来します。特に梅や桜が開花する頃にやって来ます。それもそのはず、メジロは花の蜜が大好物。鮮やかな花びらをバックにグリーン地に白いアイリングをした全長12cmの可憐な鳥はとても絵になります。舌の先端がブラシ状で付け根のほうはストローのようになっているため蜜を吸いやすい構造に特化しています。1年を通して蜜を求め、花が少なくなる冬にもサザンカやビワの花を吸蜜します。花にとっても花粉を運んでくれる便利屋さんなんですね。

メジロ
《メジロ》

 木や枝など、上空で目にするこれらの鳥に対し、園路を歩いているとコツコツと地上を動き回る鳥が視界の隅に現れることがあります。ジョウビタキです。全長14センチメートルの冬鳥で、似たような鳥にアカハラがいます。どちらも同じような赤茶色から橙色をしていて地面を動き回り、初心者の私は始めのころ区別がつきませんでした。しかし、ジョウビタキの翼には白斑があり後頭部も白髪っぽい感じなのでもう大丈夫。また実際にはアカハラのほうが24センチメートルとちょっと大きめです。どちらも果実の少ない冬から春にかけては地面のミミズや昆虫類を捕食します。同じように地上を歩き回ってるのがもう1種やってきます。ツグミです。こちらも冬鳥で、秋に渡ってきた頃は山の木の実をついばみますが、冬から春先はやはり地面の虫やミミズが主食。厄介なことにこのツグミも前二者と似たような赤茶っぽい色をしてるんですね。似たようなこの3種、地上の三羽烏とでも呼んでしまいたいぐらいです(カラスじゃないけど)。ちなみに繁殖期ではない冬場は鳴かないので口をつぐむってことでツグミとか。

ジョウビタキ
《ジョウビタキ》

アカハラ
《アカハラ》

ツグミ
《ツグミ》

 地面は飽きたのでもう一度上を見上げると、いたいた、分かりやすいのが。白地の腹部に黒ネクタイをしたシジュウカラです。全長15センチメートルでスズメよりちょっと小ぶり。植物の実や繁殖期には昆虫なども捕食し、カマキリの卵のうなども好物だそうで、花蜜もOK!まあ何でも食べる雑食性ですね。小さいだけに動きも俊敏で近くによって撮影しようとするとすぐ逃げられてしまいます。

シジュウカラ
《シジュウカラ》

 上空にこれから現れるのは、何と言ってもツバメ。動物園でも入園口付近によく巣をつくられ、何年も利用されます。夏鳥なので冬場は見られませんが、飛行しながら虫などを捕らえヒナたちに与える光景はまさに風物詩。ただ、フン害には困ったもので、営巣場所が多くのお客様が利用するトイレの入り口付近だったりするのでまさに憤慨。でも動物園だけに皆さんあたたかく見守ってくれています。動物園にはもう1種のツバメもやって来ます。それはコシアカツバメ。クロサイのグランドの水たまりでよく水浴びしています。去年もずいぶん飛来していたので今年も楽しみです。これからの季節、そう言った目でも動物園を楽しまれてはいかがでしょうか。今回は、8種の鳥たちを紹介しました。

ツバメ
《ツバメ》

コシアカツバメ
《コシアカツバメ》 

※参考図書:野鳥図鑑(石田光史)、身近な鳥のすごい食生活(唐沢孝一)

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