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平成30年11月6日(火曜日)

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アフリカ行ってきました(6)

平成30年11月6日(火曜日)

 

 どこまでも続く地平線に頭上をギラギラと照り付ける太陽。そして草原の中の草食動物に時おり現れる肉食動物。あるものはそれだけ。それがここセレンゲティのサバンナです。風を受けながら疾走する車の中でそんな日常とかけ離れた空間を感じていると、突然車が止まり現実の世界へ。「トイレ休憩だ」とニッキー。確かにシャンパンを飲んで3時間以上もたっているのでそろそろ限界の人もいるかもしれません(かくいう私も)。でも、トイレはどこにもない。どこでやるのか不審がっていると、「男は地平線に向かって、女はピコの岩陰で手短に」とのこと。これには女性陣一同「エーッ!!」。この広大なセレンゲティ国立公園、自然のままの状態を保つため、ごく限られた場所しか人工物は造れないようなのです。男たちはワケないのですが、やはり女性の方は気が引けるでしょう、しかもさっきのようにピコの上にはライオンがいましたからねえ・・・。一応、ニッキーとロジャーが見て回り、「大丈夫」とのお墨付きをもらうと、観念したご婦人方はピコの裏手へと消えていきました。それにしてもこんな開放的な立ち〇は初めてです。気持ちいいなあ!

 トイレ休憩
《男たち・オレたちはいいんだけどなあ》

 トイレ休憩の後、車の中でお弁当を食べ再度出発。午後からは、ピコのような岩場もなく、草原だけの中をひた走ります。行けども行けども草・草・草。何もない草原を走っているうちに何だか広い海原を船で航行しているような気分になってきました。それでもシマウマの巨大な群れに遭遇するとやはり紛れもないアフリカの大地。シマウマの群れはンゴロンゴロよりはるかに大きく無数と言ってもいいぐらいに。いや数える気、ないんですけどね。シマウマたちはのんびり草を食んでるかと思うと、いきなり数頭が走り出したり、珍しく現れる水場でたたずんでいたり、時折ヌーの群れが入り混じったり、群れからはぐれた孤独なシマウマをライオンがジッと様子を窺っていたりと、草原の中に動物が介在することでサバンナは様々な表情を見せてくれます。

シマウマ1  シマウマ2
《おびただしいシマウマやヌーたち・・・画像をクリックしてアップで見てください》

狩り
《獲物はたくさん》

 まったくどこをどう走っているのかわかりませんが、気がつけば何となくロッジの方向に車を進めている感じに。するとセレンゲティでは初めて見るキリンの群れに遭遇。マサイキリンです。昨日、移動途中で沿道のキリンを見かけましたが公園内では初めて見るキリン。キリンはご存知のように高木のアカシアの木の葉っぱを長い舌で絡めとって食べる光景が一般的です。なぜキリンの首は長いのか、というダーウィンの進化論でも登場するおなじみの光景ですがここのキリンたちは何故かみな下の草を食べているのです。それはこれまでのシマウマやヌーなどが草を食んでるのと何ら変わらない風景です。そういえば、高い木があまり見当たりません。サバンナも乾燥化が進み高い木が少なくなってきている、という話を聞いたことがありますが、そうなんでしょうか。ちょっとしっくりこないキリンの群れを観察しながら車は進みます。途中、セレンゲティを発つことになる飛行場に立ち寄り。サバンナの中に突如現れる飛行場は、学校のグランドのような土の滑走路があるだけのシンプルなもの。ここをセスナで飛ぶようです。大丈夫か。

キリン1  キリン2
《下草を食むマサイキリン》

 いよいよ明日は最終日。長いようで短かったゲームドライブの疲れを癒そうと、今日は早めにロッジへ引き上げることに。思えば、これまでのロッジ到着は陽も沈み真っ暗な中を帰ってきてましたが、今日はまだ5時台で明るいうちに到着。ロッジにはプールもあるのでメンバーの一人は早速水着に着替えてスイスイ。私はプールまわりに出てくるトカゲたちを撮影したり、遠くに現れるゾウの群れを観察したり、久々にゆっくりと自分の時間を過ごしました。そしてツアー最後となるディナーはメンバーたちと旅の話に花が咲き、にぎやかに夜が更けていったのでした。

 プール
《ゴージャスなひととき》

トカゲ1  トカゲ2
《プールサイドにわらわらと現る》

ゾウファミリー
《遠くにはゾウの群れが》

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