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平成28年1月11日(月曜日)

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私の年…いや、みんなの年がやってきた

平成28年1月11日(月曜日)

 

 「園長、たまにはペンギンたちをお風呂に連れていってやって下さい。」という飼育員の声に押され、行きつけのスーパー銭湯に飼育員と5,6羽のペンギンを連れて出かけました。皆で館内へ入ると、なぜか飼育員は「一番小さいペンギンは意外と狂暴ですから気を付けてください。」という声を残し、どこかへ消えていきました。

 ペンギンたちと湯船につかってゆっくりした後、さあ体を洗おう、と空いている洗い場に腰掛け、いつもの通り頭から洗い始めました。ペンギンたちは所在なさげに、そのへんをウロウロしていましたが、そのうち突然小さなペンギンAが少し大きなペンギンBに襲いかかり、口ばしでお腹を攻撃したかと思うとみるみる傷口を広げ、一気に内臓を引きずり始めました。タイルにはべっとりと血のりが。そんな光景を頭を洗いながら眺めていると、「ああ、飼育員の言ったとおりだな、どうしよう」と思いましたが、今はシャンプーまみれの自分の頭のことで精一杯、ひとまずお湯で流してから、と自分の作業に没頭しました。頭を流し終わりさてペンギンたちは、と見ると、ナント先ほど内臓を出されたペンギンBは反逆に転じ、今度は小さなペンギンAの頭を攻撃し、中から脳みそを取り出してるではありませんか。うわあ、どうしよう・・・というところで目が覚めました。初夢ならぬ大晦日の明け方に見た夢、いかがでしたか。って、あまり気持ちのいい夢じゃなかったですね。

ペンギン
≪お風呂・・・じゃありません≫

 遅ればせながら、新年おめでとうございます。

 フロイトの夢判断、ってありますがこの夢は何を物語っているのでしょう。冒頭の、ペンギンと湯に浸かるという図はなかなか面白いな、と自分でも笑っちゃうのですが、これなんかは冬のこの時期、温泉に浸かるカピバラやニホンザルが話題になっても「他園のことだ」と軽く流しつつ、実は深層では意識していたということなんでしょうか。それにしても後半はいただけませんね。サル山では時々けたたましい鳴き声とともに内部抗争ならぬ熾烈な争いがあり、そんな光景がペンギンの図と重なったのでしょうか。また、先月ペンギンプールのちょっとした修理のため、一時的にペンギンたちをカワウソ舎へ移した時がありました。スーパー銭湯も、休務日が同じになる飼育員とバッタリ遭遇したことがあり、どちらも一糸まとわぬ無防備状態で気を抜いていた時だけに、お互いアッと言うだけが精一杯でこれはこれで強烈な記憶が刻まれていたのかもしれません。いずれにしてもこの変な夢は、そうした複数のエピソードが盛り込まれた結果だったのでしょう。それにしても、夢の中の飼育員は、私を残してどこへ行ったのでしょう。そして、ペンギンたちが血で血を洗う闘争をしてるのに、ボケッと頭を洗い続けている私は何なんでしょう。


引っ越し サル
   ≪ちょっと引っ越したところ≫          ≪仲がいい・・・時も≫

 さて、今年はサル年。かくいう私もサル年生まれの年男です。まあ人間もともと分類上は霊長目ヒト科ヒト属なわけでみんなサル男サル女なんですね。霊長目は霊長類や別名サル目ともいわれ、尻尾のあるモンキーと尻尾のないエイプに区分されます。エイプは類人猿と訳されゴリラ・チンパンジー・オランウータン・テナガザル・ヒトがいます。それ以外のモンキーの中にニホンザルなど数多のサルたちがいるわけです。かみね動物園には15種類のサルの仲間がいます。私自身年男なので、お正月2日にサルガイドを買って出ましたが、サルがサルをサルたちに紹介してると思うとなんだか可笑しくなりました。また、サル年を記念し、動物園オリジナルの「月刊モンキー!」を発行することになりました。 

チンパンジー
≪平和なチンパンジー一家≫  

 なんやかんやとサルらしく騒々しい1年になりそうですが、これまで同様変わらぬご愛顧を賜りたくお願い申し上げます。
※そうそう、今日早くもクジャクが羽を広げていましたが、暖冬のせい?

                     クジャク

※どうぶつのくに「あっ、かみね動物園だ!」Vol.26はこちらから。(新しいウインドウが開きます)

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