×
閉じる

ページID
P046500

平成27年9月22日(火曜日)

ページID
P046500

私怒ってます(ペットは引き取りません、というお話)

平成27年9月22日(火曜日)

 

 時々こういうことがあります。朝出勤すると、動物園の事務所の前に段ボールの箱がおいてあるのです。もうその段階でピーンときます、ていうか鳴いているし(泣いているのです)。つい先日もそうでした。首輪の付いた成猫や子猫など計5匹の猫が箱の中に入っていました。その日私は休みで、翌日に報告を受けました。中には「大事に育ててください」という手紙が添えられていたということです。

 またある時は動物園前の駐車場に、まだ小さい猫が4匹ぐらい箱に入れられ捨てられていました。この時は雨に降られていたので、とりあえず確認のため事務所に運んで中をあらためようとしたら、不用意にもいきなり箱から飛び出され、事務所の中はテンヤワンヤの騒ぎになりました。

 写真にもあるように、手紙ではなく箱に直接メッセージが書かれていることもあります。こうした方たちはどういう思いでこんなことをするのでしょうか。我が子を捨てているのと同じことだとは思わないのでしょうか。動物園ではペットなどの動物の引取りは一切しません。

猫

 飼っているペットは、産まれた仔も含め最後まで飼う責任があり、このことは法律的にも整備されています。「動物の愛護及び管理に関する法律」第7条第4項では動物を最後まで飼う「終生飼養」を飼う側の責務と位置づけ、同条第5項では動物がみだりに繁殖して飼うのが困難とならないよう適正な措置をする努力義務も規定されています。さらに第44条第3項では犬、猫等の愛護動物を遺棄した場合には100万円以下の罰金に処する旨の罰則規定も設けられています。動物園の前に置かれた動物は遺棄されたものであり立派な犯罪です。「大事に育ててください」という言葉で正当化しているつもりでしょうが、何のことはない、どこか後ろめたい自分の行為を体のいい言葉で誤魔化しているにすぎません(キャラ的にこんなキツイ言い方したくないのですが)。

 動物園を訪れる方や、このホームページをご覧になっている方でこうしたことをする方はいないと思うのですが、ペットを飼う場合は、あなた自身の手で最後まで愛情を持って育ててください。

 もう一度言います。動物園はペット類を引き取りません。今後遺棄された動物がいた場合、警察へ届けることとします。

(中には、飼い猫でない野良猫の赤ちゃんを見るに見かねて、というケースもあるかもしれませんが、その場合は堂々と行政の窓口に相談してください。)

このページについてご意見をお聞かせください

この記事はいかがでしたか?

この記事についてのお問い合わせ

お問い合わせ先
産業経済部かみね公園管理事務所
代表電話番号
0294-22-5586
ファクス番号
0294-22-5596
メール
メールフォーム

カテゴリ