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平成26年12月18日(木曜日)

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動物園も年の瀬っ!

平成26年12月18日(木曜日)

  

 今年も残すところあと少し。動物園は春から夏、そして秋にかけてたくさんのお客様にご来園いただき、またイベントもたくさん開催するので時間の経過を感じる余裕もなく、この時期になってやっと、「あ、もう今年もここまで来てたんだ」と気がつくような感じです。

 思い返せば今年も色々な事がありました。動物関係では、何といっても35年ぶり2度目となるキリンの繁殖です。それも新獣舎をつくったその年にドンピシャのタイミング!この辺の話は当コラム9月分に書いてるので省きますが、嬉しかったですねえ。シゲキと命名されたオスの仔は4か月経過しますがすっかり大きくなり、でもまだ時々お母さんのお乳に甘えたりしながら順調に育っています。時々、狭いサブグランドをお母さんと一緒に走り回る姿が見られます。クロサイの時もそうでしたが、草食獣は、天敵から逃げられるように母親がわが仔を走らせる姿がよく観察されます。キリンもよく走っていますが、もう少しすると広いほうのグランドで元気な親子3頭の姿が見られることでしょう。

キリン母子
≪キリン母子≫

 繁殖がらみでは、フラミンゴも飼育員のガンバリで現在10羽が順調に育っています。これも5年ぶりのことで2ケタ繁殖というのは初めてではないでしょうか。担当飼育員の試行錯誤・孤軍奮闘のたまものです。ヒナはまだ灰色で、成鳥と同じようなきれいな色になるまで2~3年かかるようです。でもピンク一色ではない、マダラ模様のフラミンゴ池というのもこの時期ならではの珍しい光景です。

マダラヶ池
≪まだらヶ池≫

 そしてお次はお世辞にも珍しいとは言えなくなってきたカピバラ。去年3月の初繁殖から今年10月ですでに4回目!しかも平均すると毎回5頭ぐらいずつ産まれてきており、それはそれで嬉しいことですが動物園という限られた空間では収容スペースの問題もあり、嬉しくも悩ましい問題が当分続きそうです。

ムガー
≪むがぁ、なカピバラ母子≫

 このほかにもコモンマーモセットやプレーリードッグ、マーラなどかわいい赤ちゃんたちが続々誕生しましたが、動物繁殖以外では、Zoo JeansやSAGAなど思い出に残るイベントもありました。そうしたイベントはその折々で紹介しましたので、最後にこれまで取り上げなかった話題を。

 実は今年、当園では(たぶん)初めてとなるアオダイショウの繁殖に成功したのです。アオダイショウは日本にいるヘビのなかでは最もポピュラーで、昔は普通に家のまわりでも見られましたが、最近は宅地化の進展でめったに見られなくなりました。かみね動物園では、爬虫類の展示がぜい弱なため、「え、アオダイショウいたの?」と思われるかもしれません。でも、いたんです。

アオちゃん
≪あかちゃんのアオちゃん・・・?≫

 で、2匹飼っていたアオダイショウ、交尾・産卵を経て、これまた飼育員の奮闘により見事ふ化に成功、8匹の赤ちゃんヘビが誕生したのでした。この辺の詳しい状況は、別コラム「どうぶつのくに」の「あっ、かみね動物園だ!」に掲載したいと思いますので、どうぞご期待ください。(本コラムからリンクするVol.18はSAGAの報告になりますので、Vol.19をお待ちください。)

 とにかくいろんな動物たちが次なる世代を残していってくれた2014年。来年はまた種を変えめでたい話ができますことを期待しつつ本年最後の園長室にしたいと思います。

 本年も当コラムにお付き合いいただきありがとうございました。

一同整列
≪一同整れーつ、来年もよろしくお願いします≫

「どうぶつのくに」連載中「あっ、かみね動物園だ!Vol.18」はコチラ。(新しいウインドウが開きます)

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