2017年も残すところあと4日。今年も動物園は色んなことがありました。おめでたい話では当園初となるマンドリルに始まり、ワタボウシパンシェやカピバラ、アカカンガルーなどの繁殖があり、たくさんのお客様に喜んでいただきました。一方、54歳という国内で最長寿カバだったバシャンの死亡のほか、期待されていたジェフロイクモザルやフサオマキザルの、繁殖間もない死亡、といった悲しい話もありました。そして年も押し迫った今月には、前回も書きました当園初の大がかりなライオンの子宮・卵巣摘出手術も成功させたところです。
イベント関係では、今年開園60周年という事で6月4日にはファイトセブン+2の北関東・福島8園館のキャラクターをお迎えし盛大な記念行事をやったほか年間を通して様々なイベントに取り組み、私も6回ほど「動物園今昔ツアーガイド」なるものをやらせて頂き、毎回多くの方に参加頂いたところです。恒例のZOOサロンも今年は2回開催し、川端裕人さんと西原智昭さんというそれぞれの分野で活躍する方をお招きすることができました。
そして60周年記念施設である「はちゅウるい館」の建設着工です。現在、基礎のベース打ち部分はほぼ終わり、建屋配筋まで進んできました。来年秋以降の完成が待ち望まれるところです。
そんな1年、絵本作家でもある当園飼育サポーターのイラストの入った来年のカレンダーもつくり、やれやれ、とくつろいでいたらトンデモナイ知らせが。そのカレンダー、実はミスプリントだったことが発覚したのです。ウン?どこだどこだ?皆さん分かりますか?そう、12月29日がないのです。ガーン!!!私を含め事務員も印刷をかける前には見ていたはずなんですが、見事にチェック漏れしていたのですね。本当に販売もしておきながら、大変申し訳ない事態となってしまいました。購入されたお客様にはこの場を借りてお詫び申し上げます。ごめんなさい。
で、お知らせ欄にも告知しますが、29を入れた修正版を現在、鋭意作成中であります。しかし印刷屋さんの話では納品は年明けになってしまうとのこと。交換をご希望のお客様には動物園窓口で交換させていただきますが、その交換時期については再度お知らせ欄で告知いたしますので今しばらくお待ちください。ただ、1日だけ日付が入ってないカレンダーもそれはそれで珍品レアものだったり、手書きで29と入れれば世界に一つだけのオリジナルカレンダーになったりして、という方はどうぞ来年の12月29日を楽しみに待ちながらお使いいただくというのもアリかな?なんちゃって。
というわけで、今年も何かとお騒がせの1年でしたがご来園いただいた多くのお客様、色々とお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。皆様、どうぞ良いお年を。
※修正後のカレンダーが納品されるまでに購入希望のお客様には、修正前のものに「29」をシール張りしたものとなりますことをご容赦ください。