4月15日に生まれた二ホンアナグマの赤ちゃん3頭が7月に運動場デビューしました。
<お知らせ遅れてゴメンナサイ…。お部屋でお母さんと過ごしていました。>
4月15日、担当者がいつものように様子を見に行くと普段聞きなれない鳴き声が箱の中からしきりに鳴き声が聞こえ、繁殖していることを確認しました。一般的にアナグマの赤ちゃんは体長約7~8cm、ほぼ毛は生えておらず未熟な状態で生まれてきます。もちろんこの状態では一人で歩くことはできません。生後1~2ヵ月頃に歩行し始めることから、ひとまず動けるようになるまで寝室で母親と過ごしてもらうこととしました。
<生後約1ヵ月、初めて確認した時の様子。まだ目が開いていません。>
日々聞こえる鳴き声も大きくなり、生後2ヵ月頃から巣箱からちょこちょこ姿を出すようになりました。3ヵ月目に入ると、体もかなり大きくなり、今では一番体が大きい個体で体重1.9kgにまで成長しました!そして、室内でもよく動くようになったためこの度運動場デビューを果たしました!
<左:一心不乱に穴掘る子どもたち/右:奥が大人、手前が子ども。大人たちは皆穏やかに見守ってくれています。>
子どもたちは母親の近くにいるよりも、運動場を探索したり、穴を掘ったり楽しそうに過ごしています。大人たちは子たちがじゃれつくと怒らずに相手をしてくれています。
仲間が増えてよりにぎやかになったアナグマたちに、ぜひ会いに来てくださいね!
これでニホンアナグマの頭数は♂3頭、♀4頭の計7頭となります。
<個体情報>
繁殖日:2021/4/15
母親:ハギ(♀)
産子数:3頭(♂1頭、♀2頭)
愛称:たか(♂)、あき(♀)、しま(♀)
体重:(7/14計測):たか(♂)1.7kg / あき(♀)1.9kg / しま(♀)1.65kg