- 新中央体育館建設予定地(新しいウインドウが開きます)
市では、東日本大震災で罹災した、市民運動公園中央体育館を建て替えるため、平成24年度から新中央体育館の設計作業を進めてきました。
この度、実施設計がまとまりましたので、これまでの経過と共にお知らせします。
年月 | 内容 |
---|---|
昭和49年10月 | ・ 市民運動公園中央体育館供用開始(第29回国民体育大会(水と緑のまごころ国体)のバスケットボール会場) |
平成13年12月 | ・ 市民運動公園中央体育館改修工事竣工(平成14年度全国高等学校総合体育大会(2002年茨城総体)のバスケットボール会場) |
平成23年3月 | ・ 東北地方太平洋沖地震発生(東日本大震災) |
平成24年1月 | ・ 日立市教育委員会に新体育館建設準備室を設置 |
平成24年3月 | ・ 日立市新体育館建設整備基本計画を策定 |
平成24年5月 | ・ 市民運動公園新中央体育館建設事業設計プロポーザルを実施 |
平成24年8月 | ・ 市民運動公園新中央体育館建設事業設計プロポーザル審査委員会を開催(全3回) |
平成24年10月 |
・ 新体育館建設課に課名変更 ・ 市民運動公園新中央体育館建設事業基本設計・実施設計業務委託契約締結(株式会社 石本建築事務所) |
平成25年3月 | ・ 基本設計完了 |
平成25年5月 | ・ 市民運動公園中央体育館解体工事竣工(株木建設 株式会社) |
平成25年9月 | ・ 市民運動公園新中央体育館建設事業中成沢分水路移設工事竣工(丸光建設 株式会社) |
平成25年10月 |
・ 建築主体工事の入札に係るJV編成申請辞退による不調 ・ 建築主体工事の入札不調に伴う設備工事(電気、機械)の入札中止 |
平成25年12月 |
・ 市民運動公園新中央体育館建設事業外構解体工事竣工(株木建設 株式会社) ・ 実施設計完了 ・ 建築主体工事の落札予定価格が上回ったことによる入札不調 ・ 建築主体工事の入札不調に伴う設備工事(電気、機械)の入札中止 |
昭和49年に供用開始した中央体育館は、日立市のスポーツ及びレクリエーションの中心的な拠点施設として、年間約24万人を超える多くの皆様に利用されてきましたが、東日本大震災により甚大な被害を受け、体育館施設として利用できない状況となっています。
そこで市では、日立市新体育館建設整備基本計画を策定し、改築に向けた事業の推進を図ってきました。
新中央体育館を、災害復興のシンボル・市民のスポーツ活動の中心施設とするとともに、市民の文化活動にも利用できる広域交流施設として、早急な整備を行います。
東日本大震災では、中央体育館の柱や基礎部分に大きな損傷を受けました。
そのため、平成23年9月に策定した「日立市震災復興計画」では、専門家やコンサルタントの調査結果を基に、改築する方針として位置づけられました。
罹災状況
建設場所
中央体育館は、市民認知度の高いスポーツ活動の中心施設でありました。
新中央体育館の建設にあたっては、以下の理由から、現在の市民運動公園敷地内に建設していきます。
また、運動公園整備以前の地形や、簡易地質調査の結果を基に、これまで中央体育館のあった場所に建設していきます。
役割
新体育館に求められている役割を、下記の5つのキーワードで位置づけました。
整備目標
新体育館は、下記の5つの整備目標により建設を推進します。
詳しい内容については、「日立市新体育館建設整備基本計画(概要版)」をご覧ください。
日立市新体育館建設整備基本計画(概要版)(PDF形式:1,074KB)
新中央体育館の設計にあたっては、入札参加資格を有する建築設計コンサルタントの中から、デザイン性・機能性などに優れた提案能力を持ち、全国の総合体育館において設計実績のある10社によりプロポーザルを実施しました。このうち8社から提案書が提出されました。
各提案書について、学識経験者や市民代表者からなる審査委員会を設置し、提案に関するヒアリングを含めた厳正な審査の結果、最優秀者に株式会社 石本建築事務所(東京都千代田区)を選定し、基本設計及び実施設計の業務委託を締結するに至りました。
新中央体育館の本体工事に先駆け、既存体育館の解体工事、水路の移設工事、附帯施設(噴水や屋外トイレ等)の解体工事を実施しました。
倒壊等の危険な状態にあった既存中央体育館を解体しました。
新中央体育館の建設予定地の地下に埋設されており、今後の建設工事に支障となる中成沢分水路を、市道24号線(中央線)東側歩道の下に移設しました。
新中央体育館の建設工事に先行し、噴水施設や市道24号線側にあった既存トイレ施設など、今後の建設工事に支障となる建築物や工作物等を解体しました。
基本設計にあたっては、利用者である各種競技団体の方々をはじめ、文化、福祉、企業等の関係団体の方々との意見交換会や、建設予定地の近隣に居住されている方々を対象に、建築計画に係る意見聴取会を実施するなど、皆さまから多くの御意見をいただきました。
また、新中央体育館は、平成31年に開催する、第74回国民体育大会(茨城国体2019)のバスケットボール及び卓球の試合会場となっていることから、それぞれの競技団体や市関係課との協議を重ね、配置計画、平面計画、ユニバーサルデザイン計画、環境計画、構造計画、各種設備計画及び外構計画などを基調とした基本設計をまとめました。
1階
2階
詳しい内容については、「運動公園新中央体育館建設事業_基本設計書」をご覧ください。
運動公園新中央体育館建設事業_基本設計書(PDF形式:13,203KB)
基本設計の内容を基に、新中央体育館の本体建設工事に必要となる詳細設計を行い、実施設計をまとめました。
構造
規模・高さ
建築面積
延床面積
付属建築物
駐車場
メインアリーナ(2,379平方メートル)
サブアリーナ(842平方メートル)
武道場・多目的室
弓道場
トレーニング室
スポーツラウンジ・エントランス
会議室
詳しい内容については、「運動公園新中央体育館建設事業_実施設計書」をご覧ください。
運動公園新中央体育館建設事業_実施設計書(PDF形式:1,777KB)
今後の工程において、 イラスト(完成イメージ図)及び設計内容に、若干の変更が生じることがあります。
以上、日立市市民運動公園新中央体育館建設事業について、これまでの経過等をお知らせしました。
今後は、早期改築に向けた本体工事の着工が控えております。工事の進捗状況につきましては随時お知らせします。
茨城県日立市神峰町1-6-11
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