令和4年度の修了式が行われました。
6年生にとっては、前期課程修了の日です。そのため、卒業式に準ずる式典として実施しました。
6年生の5名には、一人一人に校長先生より修了証書が授与されました。また、他の学年には、代表の児童・生徒に修了証が渡されました。
校長先生からは、式辞として、以下のお話がありました。
******************************************************
一学期の始業式に、みなさんに伝えた言葉を覚えていますか。『袖すり合うも多生の縁』ということばです。人と人との出会いは偶然ではなく、縁があるから出会ったという意味です。ここにいる全部の人、みなさんも先生方も、この縁があったから中里小中学校で出会ったと、最初にお話ししました。
毎日の授業、楽しく遊んだ休み時間、体育祭や澄水祭をはじめとする様々な行事、その中で、同じ学年の友だち、違う学年の友だち、先生方、地域の方、いろいろな人との縁ができたと思います。この縁というものは、生きていく上でとても大切なものです。一度つながった縁は、やがて絆となり、これからの生活のいろいろな場面でみなさん一人一人を助けてくれます。今年一年でできた縁を大切にして下さい。
令和4年度の修了にあたり、みなさんに新しい学年へ向けての心構えとして、5つのGについてお話をします。
5つのGといっても、最近よく聞く5G、「第五世代移動通信システム」のことではありません。みなさんにこうあって欲しいという私の思いを、アルファベットのGで始まる5つの言葉で表したものです。
ひとつ目のGは「進む」という意味のGOです。過ぎた時間を取り戻すことはできません。いつも前を見て、自分から進んでいこうという思いをもってください。
ふたつ目のGは「つかむ」という意味のGETです。先ほど縁を大切にと話をしました。逆に縁がなかったら、一人きりになってしまいます。人間はひとりでは生きていけません。誰かとともに生きていくものです。ともに生きていくために、人の信頼をGETできるように人間関係をしっかりつくっていってください。
みっつ目のGは「気概をもつ」という意味のGUTSです。これから皆さん一人一人、必ずつらいことや苦しいことに出会います。それを乗り越えられるように、困難にも屈しない強い気持ち、すなわち気概GUTSをもってください。
よっつ目のGは「すごい」という意味のGREATです。くよくよして、下を向いてばかりいたらGO前へ進むことも、信頼をGETすることもできません。3つ目のGUTSがあれば、自分から頑張っていけるという自信につながります。そうして自分はすごいんだ、GREATだと誇りをもち、上を向いて胸を張ってください。
いつつ目のGは「広がり」という意味のGLOBALです。GOも、GETも、GUTSも、GREATも自分だけの考えで、進んでいる・信頼されている・強い気持ちをもっている・私はすごいと思ってはいけません。独りよがりやわがままな自分にならないように、世界全体を見るような広くて大きな目、すなわちGLOBALな目をもち、相手ことを考え、優しさと思いやりの心を大切にして下さい。
新しい学年となったとき、GO・GET・GUTS・GREAT・GLOBALという5つのGを忘れずに頑張って下さい。
******************************************************
修了式後の5・6年生学級活動には、6年生の保護者の方も参加していただきました。これまでの成長のスライドショーを見るなど、温かい雰囲気が流れていました。
他の学年は、担任の先生から1年間の成長について、通信票を見ながら伝えられていました。
1年生から8年生まで、すべての皆さんが、中里魂を胸に、新しいステージでも自分から、そしてともに頑張れることを祈念しています!