最終更新日:平成21年1月23日(金曜日)
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下水管を流れてきた下水(汚水)をきれいにして自然へ返す、いわば下水道の「心臓部」です。
日立市の下水道は3つの処理区域に分けられ、各浄化センターでは、汚水と活性汚泥を接触させて浄化する「標準活性汚泥法」で下水処理を行っています。
浄化センター(池の川処理場)にある処理施設の概要は、次のとおりです。
- スクリーン池・沈砂池
下水道管から流入してきた下水から土砂を沈めて取り除くとともに、浮いているゴミをスクリーンで取り除いた後、最初沈殿地へ送ります。
- 最初沈殿池
沈砂池から送られてきた下水をゆるやかに流し、汚濁物などを沈殿させ、下水を反応タンクへ、沈殿物(汚泥)はかき寄せて、汚泥濃縮槽へ送ります。
- 反応タンク
最初沈殿池から送られてきた下水に活性汚泥(好気性微生物を多量に含んだドロ状の汚泥)を加え、空気を吹き込んで混合し、下水の中に含まれる汚物を微生物に食べさせ、沈殿しやすくします。
- 最終沈澱池
反応タンクから送られてきた水をゆるやかに流し、活性汚泥を沈殿させて、きれいな上澄み水は、消毒池へ流し、沈殿した活性汚泥の一部は反応タンクへ戻します。また、それ以外のものは余剰汚泥として汚泥濃縮槽へ送った後、脱水機にかけ処分します。
- 消毒池
最終沈殿池から送られてきた上澄み水に含まれる大腸菌等を消毒、滅菌して、河川や海などに放流します。
- その他
汚泥処理施設として汚泥濃縮槽、消化槽、脱水機などがあります。