郷土映像配信しました「クリストアンブレラ展を追って」
映像概要
「クリスト・アンブレラ展」(正式名称:「アンブレラ 日本-アメリカ合衆国1984-91」)は、日本とアメリカのそれぞれの場所に、多数の巨大な傘をインスタレーションする、近代芸術作品です。
日本のインスタレーション会場として、常陸太田市、日立市、里美村(現:常陸太田市)を走る国道349号線沿いの全長19キロの区間が選ばれました。
日本の会場に設置された傘は、高さ約6メートル、直径約9メートルの8角形の青い傘(アメリカは黄色)が、水田や集落、そして川が流れる日本の原風景に1340本インスタレーションされ、見るものを圧倒しました。
インスタレーションされる期間は、平成3年(1991年)10月8日から10月29日までを予定していましたが、10月26日(日本時間は27日)にアメリカ側開催地において突風で飛ばされた傘が人を死亡させた事故が発生し、アメリカ、日本双方のインスタレーションが即座に中止となってしまいました。
この映像は、インスタレーション前にシビックセンターで開催された講演会の様子や、インスタレーション、訪れた方々のインタビューで構成されています。
クリスト氏について
1935年6月13日ブルガリア王国生まれ
妻のジャンヌ=クロードとともに、世界各地で自然とともにある芸術のインスタレーション活動を展開。
代表作は、海岸を丸ごと包み込んだ「海岸の梱包」(1969年)、ロッキー山脈に存在する幅400メートルの谷に巨大なカーテンを吊るした「ヴァレー・カーテン」(1970-72年)がある。
2020年5月31日没、享年84歳
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