10月31日(水)、11月1日(木)に茨城県常陸太田市西山研修所で「宿泊をともなう共同生活学習」(以下、宿泊学習)を行ってきました。子どもたちはこの日までに、係の仕事の分担や打ち合わせ、キャンドルファイヤーの準備、スタンツの計画・練習をがんばってきました。肌寒くなってきており、子どもたちの体調が心配されましたが、無事、全員が参加することができました。
入所式では、立派な態度で西山研修所の所長さんにあいさつしていました。全員が誓いの言葉を述べる場面では、子ども1人ひとりが目標をもって宿泊学習に臨んでいることが伝わってきました。
宿泊学習を通して、学級・学年のまとまりや絆が一層深まりました。
うぐいす笛製作では、けがをしないように注意し、みんなで楽しく活動することができました。リードと本体を重ねる場面では、音が出る場所を一生懸命探していました。友達同士音の違いを楽しんだり、リコーダーのように穴をふさぐようにして音程を変えて演奏したりするなど、思い思いに楽しんでいました。
ウォークラリーでは地図を頼りにチェックポイントのクイズに答えながらゴールを目指しました。スイスイとゴールに向かうグループや道に迷い、遠回りしたグループなど様々でしたが、どのグループも友達と協力してゴールに向かってがんばったことで、達成感と満足感でいっぱいでした。
キャンドルファイヤーではレク係が中心となって進行しました。会はおごそかな雰囲気の中、円滑に進められました。係のみなさん、おつかれさまでした。レクリエーションでは、各グループが趣向を凝らしたスタンツを発表しました。劇・ダンス・ゲーム・クイズや手品など、どれもみんなを笑顔にしていました。
1日目の夜、友達とお風呂に入ったり、就寝前に友達と語らったり、子どもたちは大賑わい!
「こんな楽しい一日は終わってほしくない。」
という声も聞こえてきました。一生の思い出になりましたね。
2日目は動物ビンゴと野外炊飯をしました。朝ご飯をしっかり食べましたが、動物ビンゴで歩き回ってお腹はペコペコの様子。野外炊飯では、係の先生の話をよく聞いて、安全に気をつけながら焼きそばをつくりました。
食いしん坊の2組の〇〇先生はたくさんのグループの焼きそばを食べていました。その先生は、
「同じ焼きそばの材料なのに、作るグループによって味や風味が違う!どれもおいしい!」
と言っており、大満足の様子でした。
この2日間の宿泊学習を通して、子どもたちはたくさんのことを学びました。学級や学年の絆を深めたり、協力して生活したり、自分の仕事に責任をもって活動したり、自然に親しんだりと、大きく成長することができました。引率した職員も、子どもたちの満足そうな表情を見て、たいへん嬉しくなりました。