県北高校フシギ部の事件ノート【後編】
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~あらすじ~
山深い豊かな自然に囲まれた県北高校の「フシギ部」は、部員わずか2名、廃部寸前のヘナチョコ組織。部長のミコトと副部長のナミは、気になる男子クラスメート、柳田の突然の入部に浮き足立ちます。3人は県北地域の伝説と民話の地を訪ね、体感するうちに、次第にフシギな出来事に巻き込まれるようになります。果たして柳田が入部した本当の目的とは…。
フシギ部の活動を通して、県北に息づく伝説や、青春時代特有の淡い恋を描く。
~フシギ部の部員紹介~
~フシギ部の活動記録~
部員たちが取り上げた伝説や訪れた場所、おやつなどを紹介します。
[フシギ部が取り上げた伝説や民話] 『二孝女物語』 文化元年(1804年)、豊後国の川野初衛門は、親鸞ゆかりの地を巡る旅の途上で足を痛め、常陸国の青蓮寺で長期療養することに。文化8年に初衛門の消息を知った2人の娘、「つゆ」と「とき」は父を迎えに行こうと300里(約1,200km)の旅に出た。道中幾多の困難に遭遇するも沢山の親切に助けられ、青蓮寺で父と再会。翌年、無事連れ帰った。この話はずっと伝説と見なされていたが、2005年に青蓮寺で17通の関連書簡が発見され、実話であることが判明した。 (史実に基づき、常陸太田市郷土資料館の資料(「つゆ・とき礼状」等)を参照) |
『青蓮寺』
常陸太田市の東連町にある浄土真宗のお寺「青蓮寺」。
フシギ部の3人は、ここに伝わる“二孝女物語”について調べるため青蓮寺の住職を訪れる。住職から驚きの真実を聞くことに・・・。
『常陸太田名物 常陸秋そば』
“常陸秋そば”は、食した時の芳醇な香りやほんのり甘さを感じる豊かな味わいが特徴。県内だけでなく、首都圏のそばの名店でも使用されている。
青蓮寺の帰りにフシギ部の3人は、常陸秋そばを食べに訪れ・・・!(西金砂そばの郷 そば工房)
[フシギ部が取り上げた伝説や民話] 『伊福部岳の雷神』 昔、ある兄と妹が隣り合った田で田植えをしていた。夕方、急に雲行きが怪しくなり始めたので、兄は妹に「今日はもう切りあげた方がいい。伊福部岳の雷神が怒り出すぞ」と言ったが、仕事が遅い妹は田植えを続け、突然落ちてきた雷に打たれて死んでしまった。兄は妹の敵を討つため伊福部岳へ赴き雷神に斬りかかるが、雷神が震えながら命乞いをするので、哀れに思い助けてやった。それから後、この地方では落雷の心配がなくなった。 |
『十王前横穴墓群(通称:かんぶり穴)』
日立市十王町伊師にあり、丘の斜面に29もの横穴が掘られている。古墳時代の墓であり、雷神の住処と言われている。
部室にこもり「雷神」について調べる3人。遠くで雷が鳴り出し、柳田の様子が・・・。
『日立名物 ポポーアイス(十王商工会)』
日立市十王町の特産品で、「森のカスタードクリーム」と言われるほど、甘く濃厚な味と香りが特徴の果物“ポポー”を使用したアイスクリーム。
フシギ部の部室でのおやつとして登場する。
『日立銘菓 日立せんべい(袋屋煎餅店)』
日立の文字があしらわれた、古くから親しまれる甘みのある煎餅。
フシギ部の部室でのおやつとして登場する。
『日立駅』
世界的な建築家 妹島和世氏がデザイン監修したガラス張りの美しい駅舎。
朝日が昇る4時29分にミコトとナミの待ち合わせ場所として登場する。
『御岩神社』
188柱の神々を祀る神社で、古代からの信仰が息づく日本最強級のパワースポットとも呼ばれている。
ミコトはナミとともに、全部の神様仏様にお参りをしながら山道を進んでいくが、その先には・・・。
[フシギ部が取り上げた伝説や民話] 『那賀の百観音』 百観音自然公園は那賀地内の男体山にあり、山全体に約100体の観音像が点在しているところから、この名が付いたという。 山の中腹にある横穴には36体程の観音像が安置されており、一番奥には大日如来像が静座している。これは1809年、那賀在住の小森清蔵という盲目の人が彫ったもので、参拝をすると目が良くなると言われている。また、横穴の脇にある「獅子穴」という洞窟の水を沸かして入浴すると成人病に良く効くと伝えられている。 (出典:緒川村史、常陸大宮市観光ガイド) |
『道の駅常陸大宮~かわプラザ~』
自然を生かした「遊べる道の駅」で、新鮮な地元野菜やお土産が購入できるほか、体験農園も兼ね備えている。
百観音自然公園に訪れる前に、ミコトとナミの2人が立ち寄る。
『百観音自然公園』
この公園には、全部で100体ほどの観音像が点在している。中でも観音洞窟にある36体は、盲目の人が彫ったもので、参拝すると目が良くなるといわれている。
ミコトとナミの2人が、石仏にまつわる伝説を感じに訪れる。
『常陸大宮名物 さわやかゆずサイダー』
地元御前山産のゆず「多田錦」の風味と酸味を最大限に生かし、ほど良い甘さにした大人にも人気のサイダー。
『常陸大宮名物 生クリーム大福』
柔らかくつきあげた餅に、あんと生クリームを包んだ地域の定番手みやげ。
地元奥久慈いちごや舟ヶ作ぶどう園のシャインマスカットをデコレーションした常陸大宮ならではのものも。
いちごとシャインマスカットは季節限定の商品です。
百観音自然公園の帰り、“さわやかゆずサイダー”とおつまみの”生クリーム大福”でフシギ部の活躍を祈願する。
~部員紹介~
折口ミコト(おりくちみこと)
フシギ部部長。県北高校一年生。
成績はパッとしないが日本中の伝説と民話に詳しく、週末は茨城県北の伝説と民話の現地調査に勤しむ。
おじいちゃんおばあちゃん子のせいか、全般的に趣味が渋い。
好物は鯉の甘露煮と、渋茶でいただく羊羹。愛読書は「常陸国風土記」(ほぼ暗記しているとの説あり)。
いきなりフシギ部に入部してきた柳田のことが少し気になっている。
凛美(りみ) |
宮本ナミ(みやもとなみ)
ミコトの小学校からの幼なじみでクラスメート(6カ月お姉さん)。
サバサバした性格でしっかり者。
ミコトに強引に誘われてフシギ部に入部。無理やり副部長にされる。
フシギ部の活動をビデオカメラとノートに記録する係。イラストが得意。
伝説と民話の探究にはそこまでこだわりはなく、現地調査の場で何が食べられるかの方に興味がある。
其原有沙(そのはら・ありさ) |
柳田(やなぎた)
ミコトのクラスメート。
廃部寸前のフシギ部にいきなり入部する。伝説と民話の知識はミコト以上。
わかりやすくイケメンだが、何を考えているのかはよくわからない。
県北の伝説や歴史をその場で見ていたかのように語る癖があり、ミコトとナミの間では密かに「ごじゃっぺ大将」とのあだ名がついている(ごじゃっぺとは茨城弁で『いいかげん』の意味)。
新原泰佑(にいはら・たいすけ) |
~作品情報~
監督・脚本 | 石井永二 |
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企画・原案 | 東野みゆき |
制作 | テレビマンユニオン |
制作協力 | 茨城県(県北振興局)、日立市、常陸太田市 高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町 |
~エンディング曲~
Step into you / nikiie
DADARAY、(K)NoW_NAMEでボーカルも務めるシンガーソングライターnikiie。 2021年3曲目となる新曲をリリース!「Step into you」(読み:ステップ・イントゥー・ユー)は、nikiieの出身地 茨城県製作のwebドラマ「県北高校フシギ部の事件ノート」ED曲のために10年以上あたためていた楽曲を音源化。「淡い恋心」の駆け引きを歌い上げる爽やかなポップチューン。 「Dolphin」「Someone」に引き続きトラックメイカーにKohei Ishii、ジャケット写真は縣健司を迎え制作。 |
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