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平成30年5月6日(日曜日)

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頑張れまるお!

平成30年5月6日(日曜日)

頑張れまるお!いや頑張ったまるお!!

「まるお」ってなんですかって話ですが、昨年生まれのオスのカピバラが今回の主人公です。

カピバラ

       <5つ子誕生>

昨年の4月4日に父「コタツ」母「ハナ」の間に5頭(オス3・メス2)が生まれました。こどもたちはすくすくと成長し、それぞれお嫁&お婿に旅立ち、オス1頭とメス1頭がかみね動物園に残ることになりました。名前募集を行いオスが「まるお」メスが「もも」という素敵なお名前をつけてもらいました。「もも」は好奇心旺盛、「まるお」は臆病と正反対の性格したが2頭はとても仲良しでした。
かぴばら カピバラ

カピバラ カピバラ

           <大きい方がまるお、小さい方がもも>

さて、話は変わりまして、かみね動物園では一昨年から繁殖を制限するため(スペースや近親交配の問題があるので)にオス群れとメス群れにフェンスで区切って飼育をしています。寝室も別々です。子ども達はお母さんと同じメスの群れの中で育っていましたが、「まるお」はオスなのでいずれオス群れに入ることになります。そこで子どものうちから大人たちに慣らしておこうということで群を隔てるフェンスに子どもだけがくぐれる穴をあけました。

かぴばら かぴばら

    <オス群れで遊ぶ2頭>      <左メス群れ、右がオス群れ、真ん中がまるお>

好奇心旺盛な「もも」はオス群れに出かけていき、大人のオス「おもち」と交流をはかったり、探検したり積極的に行動していました。「まるお」はというと自分からはあまり動かずいつも「もも」にくっついてばかりいました。物怖じしない「もも」に対して「おもち」も嫌がるでもなくオスと子供たちは平和に過ごしていました。ところが、ある日「もも」が突然亡くなってしまいました。その後解剖を行いましたが原因はわからず、本当に突然の出来事でした。

一人になった「まるお」は一層臆病になってしまい、オス群れにもあまり遊びに行かなくなってしまいました。たまに遊びに行っても、「おもち」が近づくと驚いてすぐに逃げてしまい、逃げるから追いかける、怖くて逃げるを繰り返し、2頭の関係性はどんどん悪化してしまいました。最終的に「おもち」は「まるお」が近づいてくると追い払うようになってしまいました。

 まるお

 <ひとり暮らしを謳歌しているおもち>

 

そんなこんなで月日は流れ、2頭の関係は改善されないまま、「まるお」の性成熟(だいたい1歳くらいといわれている)が近づいてしまいました。そのままにしておくと母や姉と近親交配が起こってしまいますので、いよいよ「まるお」をオス群れにいれなければならなくなりました。以前オスの群れを作った際も、ものすごーく大変でカピバラの群れ入れは一筋縄ではいきません。

以前のお話 → (http://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/nakamoto/p048521.html

さらに、今回は昨年から仲間入りしたマーラとも上手くいくか心配されました。

実はマーラ同士でもトラブルがあって大変で・・・。まあ、この話は別の機会で。

かぴばら 

      <おもちとマーラ>

結果、いくつかのトラブルはあったものの寝室内でお見合いを経て、それほど時間はかからず群れに入ることができました。

(トラブル集)

・マーラにちょっと怒られる編

大人同士は無関心なカピバラとマーラだったが、マーラが「まるお」にだけやたらと厳しい。時間が解決してくれた。

・なぜかメスに起こられる編

「まるお」をオス群れに長時間いた入れた後、メス群れに戻したところ袋叩きに合う。メスたちは「おもち」のにおいがついたことが気に入らなかった模様。水で体を洗って事なきを得る。

・お見合い強制終了編

お見合いも順調に進んだある朝、出勤するとマーラとカピバラ全員が一緒の部屋にいてビックリ。どうやら仕切り扉を自分達でどうにか開けた模様。まあ、みんな落ち着いてるからオッケー!


ラストは強引ではありましたがそれほど大変な思いもせずに群れに合流できました。ぎこちない2頭でしたが、徐々に同居人から群れへと関係性が変化しつつあります。聞くところによるとある日2頭でプールに入っていたのですが、なんとも微妙な距離で別々に水遊びをしていたそうです。カピバラは水に入ると子供のように他個体とじゃれあうので、お互いが遠慮して別々に遊んでいたという話は2頭の距離感を絶妙にあらわしていました。今後は一緒に行動する時間が増え、絆が生まれていくと思います。

ところで、おもちは気が強くこれまでも他個体が近づくと追い掛け回していたのに、なぜ上手くいったのでしょうか。はっきりとした理由は分かりませんが「おもちが成長に伴って落ち着いてきたこと」「ももの死後少なくなっていたものの、子供の頃から交流があったこと」「マーラがいることで自分以外の生き物と接する機会があったこと」などが要因として挙げられました。

かぴばら

   < 左)まるお 右)おもち >

他園館のカピバラ飼育担当者とよく話題になるくらい全国的にもカピバラの群れ作りはシビアな問題ですが、なんとか合流できたことは本当にラッキーだったと思います。これから「まるお」は「おもち」とマーラとオス群れで平和に暮らしてくれると思いますので、今後の「まるお」の成長を見守っていただければと思います。ただ、今後は繁殖のために新しいオスやメスの導入も必要になってくるのでその際はまた一波乱起こりそうな・・・。この問題はカピバラを飼育していく限り続きます。
 

あ、そうそう、母やメスたちに未練が残らないように現在は土のグラウンドを封鎖して、毎年恒例の種まきをして緑化を行っております!解放時期などは追ってお知らせしますのでお楽しみに!!

フェンス 芽が出た

 <仕切り柵設置に駆り出される後輩>       <芽が出てきました!>

とブログを書いているときはいい感じだったのですが、ある朝突然「まるお」が「おもち」に攻撃されてしまい現在は別々にして様子をみています。

はぁ、今後に続く・・・。

今年度も変わらずカピバラ担当 中本

かぴばら

<なぜだー、こんなに仲良くなったのにー>

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