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どうなる?フラミンゴ池!

平成29年7月19日

今年も繁殖を試みているチリーフラミンゴ。

フラミンゴ

彼らは自分で土を盛り上げて巣を作るのですが、そこにもっていくまでに
繁殖気分を作ってあげることが飼育員の腕の見せ所(?)なのです。

今年の3月から今まで、土を耕し続けて巣をつくりやすくして彼らの繁殖気分を盛り上げようとやってきました。 

巣作り

今はこんな感じ。例年に比べて遅いですが巣をつくり始めました。
順調に行けば8月には産卵・・・してくれると良いなあ~。
まだなんとも言えません。

さて、そんなフラミンゴ池では別の命が誕生していました。

仔ガメ

さて、これは何でしょう?

ミシシッピアカミミガメ

池の隠れた人気者!ミシシッピアカミミガメです。野生ではアメリカに生息しています。
日本ではペットとして飼育している方が多い一方、捨てられることも多くいつの頃か私がここで働くずっと前からフラミンゴ池にも住み始めました(捨てられたか、導入されたかは不明)。

仔ガメ正面
       <正面から>

当園では毎年春~秋にかけて卵を産むところが見られたりいつの間にか孵化した仔ガメを発見することができます。
私はフラミンゴを担当して今年で6年目ですが今までさほど彼らの事を気にしていませんでした。
お恥ずかしながら種名看板も作っていません。

日向ぼっこ
     <日向ぼっこちう>

しかし、この間一見ほのぼのしたこちらの光景を見て違和感を感じます。
「あれ・・?こんなにカメいたっけ?」
そうなんです、明らかに数がふえてるんです。

カメの口 爪
   <なんでもよく食べます>       <引っかかれると意外と痛い、爪>

ミシシッピアカミミガメはとっても繁殖力が強く、なんでも食べる雑食性で丈夫なので環境さえ合えばどんどんふえていきます。

それゆえ、現在日本中の川や池で本来そこに住んでいた生物が少なくなる、あるいはいなくなるいう事態が起こっています。カメたちが餌を食い荒らしたり繁殖場所を独占することでほかの生き物は住めなくなってくるのです。

こう言うとミシシッピアカミミガメは悪者のように思えますが、元々彼らはペットにするため外国から輸入されてきたもの。

小さなうちは可愛いのですが大きくなると飼育スペースの確保が難しくなったなどの理由で捨てられることが増えてしまったので、元をたどると原因は人間にあるのです。

種名看板

今日本中の水辺で問題になっていることが、担当動物の回りでも起こっている・・・!と遅ればせながら意識した担当者は6年目にして種名看板を作りました。ミシシッピアカミミガメとクサガメです。

今後チリーフラミンゴとともに彼らの事もお伝えできればと思います。

このままふえていつか「カメ池」になってしまうのか??
ちょっぴり不安を抱えながら、皆さんとこの問題について考えていければと思います。

(飼育員 マリオカートはカメさん派いのうえ)

平成29年7月19日

楽しく美味しく時間を持て余す暇はないよ作戦!

平成29年7月10日

動物園のクマのイメージと言えば?同じ所をウロウロと歩いていること?と多くのお声を耳にします。

かみね動物園でも2012年にクマのすみかがオープンしてからエゾヒグマたちは毎日こんなに掘るの?と思うほど想像を絶する穴掘りとバケツの水が凍っている冬の日でも関係ないプールでのボール遊びで毎日パワフルに過ごして退屈していないように見えますが、やっぱり夕方近くになると時間を持て余して同じ所をウロウロと動いてしまう常同行動が現れてしまいます。

でもこれには理由があるんです。

野生のクマは1日の移動距離がとても長く、約10キロメートルも移動して多くの時間を採食行動(餌を捜索、採る、食べる)に費やしています。どうしても動物園の限られた飼育環境では大きな体の体力が消費されず、時間を持て余して同じ所をウロウロと動いてしまうのです。

そこで、少しでも常同行動が現れなくなるような工夫を考えて??作戦開始です!

クマ2

まず、コンクリートの壁を有効活用してコの字金具を付けました。

クマ3

今後の参考にクマに消防ホースを噛んでもらい耐久性の実験です。結果は良好。

クマ4

そして・・・どんな遊具を付けようかな?使い方は無限大ですが、アイとエリコの行動パターンを参考に消防ホース、フロート、丸太を使いこんな感じにしました。

クマ5

フロートのフィーダー。中にペレットが入っています。なかなか出てこないのでホースを掴み力技で振り回します。

クマ6

アイは他力本願で落ちてくるのを待って、楽をすることが多いです・・・

クマ7

丸太にも穴を開けて餌を詰めています。

クマ8 クマ9

丸太は匂いを付けたり、仁王立ちになって爪でガリガリするのを想像して観覧側から一番近くで見えるところに設置。初日は盛んに遊んでいましたが、以外にも遊ぶのはそれっきりで見向きもしません。今はあまーい蜜を塗って使っています。

クマ10 クマ11

消防ホースの中にはクルミや木の実を隠します。内側のゴムで滑りにくくなかなか出てきません。

クマ12

活動量が増えて日中は遊び疲れのお昼寝タイムです。

クマ13 クマ14

やることが増えて忙しくなっても毎日せっせと。穴掘りとボール遊びは別格の楽しみみたいです。

遊具が増え、以前より時間を持て余す暇がなくなり常同行動は減りました。

だけど!!熱しやすくて冷めやすい!?

クマは物に対してとても執着心を持ちます。しかし、飽きっぽくすぐに興味がなくなってしまいます。アイとエリコに飽きられる前に新作のフィーダーや遊具を考えていかなければ・・・面白い提案ありましたらよろしくお願いします。

担当 きむら

平成29年7月10日