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平成29年12月7日(木曜日)

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ライオンの手術

平成29年12月7日(木曜日)

 

 昨日(12/6)、当園始まって以来初のライオンの子宮卵巣摘出手術を行いました。手術については、12/3付け「お知らせ」欄の「猛獣もぐもぐタイムの変更」やSNSでもお伝えしてたところであり、詳しい話は後ほどスタッフブログで紹介されると思いますので、ここはザックリと。

 この手術はメスのライオン、バルミーに施したものです。バルミーはこれまで3回の繁殖で11頭の子どもを産んで(うち1頭は出産直後死亡) 育てた肝っ玉母ちゃんですが、今年の夏ごろから体調不良や採餌量が減ってきました。このため薬剤等での経過観察をしながら、X腺やエコーのほか胃部内視鏡検査など(これも初の経験!)を行ったのですが、消化管等には特に異常は見られなかったものの、排膿などの症状を含め改善が見られないことから子宮蓄膿症などの子宮疾患を疑い、今回の処置に踏み切りました(この辺の診断に至る経緯は、後ほど獣医が詳しくブログってくれるかな?)。

バルミー
≪バルミー母さん≫

 実は当園でこれまでこのような大手術の経験はなく、技術的な部分や必要とする医療機材や麻酔面など大きな不安がありました。このため園内で何度か話し合いがもたれ、その中では手術を見送ることも検討しましたが、経験のある動物園や動物病院からアドバイスを頂いたり、器具等の貸与が受けられるということ、そして何よりも動物の状況を考慮し、決行することにしました。

 人間や犬猫などの場合は、こうした摘出術は手法も確立されていると思いますが、なにせ大型猛獣、素人の私なんか「麻酔から覚めちゃったらどうしよう」などと思ってしまいます。3人の獣医たちは何度か打ち合わせを重ね、当日の段取りに余念がありませんでした。そして早朝からいつもの寝室を手術室仕様にこしらえ、機材を運び込み、部屋を暖め、また近隣動物病院の先生も応援に駆け付けていただき、手術はスタートしました。そうした周到な用意があってか手術は順調に進んだようで、当初計画していた予定より早めに終えることができました。なお、摘出した臓器は県北家畜保健衛生所で詳細な検査をして頂く予定です。

手術中
≪手術中の様子≫

 麻酔から覚めたバルミー、今後しばらくは経過観察しながら様子をみていくことになりますが、大きな不安を抱えながらも入念なる事前準備に奔走し手術を断行した獣医・飼育スタッフに先ずは手前味噌ながらも賛辞をおくるとともに、数々のアドバイスや資料を提供いただいた動物園水族館スタッフ、ならびに近隣動物病院さま、県北家畜保健衛生所の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 そして、これまで検査を含め幾度もの麻酔に耐え、頑張ったバルミーにも・・・。

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