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staff blog園長室ブログ

アフリカ行ってきました(2)

平成30年7月8日

  興奮のアフリカ初上陸から一夜明け、いよいよサファリドライブのスタートです。この日からサファリカー2台に分乗し3か所の国立公園などを4日間かけて巡ることになります。ちょっとイケメンのロジャーとちょっと太っちょニッキーの2名のドライバー兼ガイドが紹介されました。乗る車は毎日くじ引きで決めるのですが、何故か毎回私は2号車のニッキーさんの車。英語のできる添乗員もどちらかに乗るのですが、乗らないときは片言(もちろん私の方です)での意思疎通。ちなみにタンザニアでは母国語のスワヒリ語だけでなく、ほとんどの人が英語を話せます。うらやましい。

サファリカー 可動ルーフ
≪5日間の足となるサファリカー・可動ルーフ式で顔出せます≫

 さて、このツアーで巡る場所ですが、ツアー初日はマニヤラ湖国立公園、2日目はンゴロンゴロ自然保護区、3日目と4日目の午前中はセレンゲティ国立公園という行程で、宿泊はンゴロンゴロとセレンゲティ内のロッジになります。最初のマニヤラ湖国立公園はタンザニアの中では一番小さい国立公園ですが、小さいと言っても330平方キロメートルあり、わが日立市の面積が225平方キロメートルなので、アフリカの広大さが感じられます。標高950mにある塩湖を中心に森やサバンナが広がり、木登りをするライオンがいることでも有名になったそうです。公園の入り口でニッキーたちが入園手続きをしている間、赤茶けた地面や蝶たちを眺めているとやがてゴーサイン。結構時間がかかったのは(どこの入口も手続きに時間かかった)、やはり管理してるのはお役所だからでしょうか(あ!うちも公立なのでお役所でした)。気を取り直し、いざ、サファリのスタート。

森
≪森の入り口付近・期待が高まります≫

 こちらの公園の入り口はうっそうとした森になっており、いよいよ出会うであろう動物たちのことを想像していると、自然に気持ちが高ぶります。勝手に高ぶってるさなか、突然隣にすわるオッチャンが「あ、何かいますよ」。見るとガサガサやって出てきたのはサル!ちょっと私も見たことないような真っ黒のサルで一瞬「クロザル?顔も似てるぞ」と思いましたが、「違う。クロザルはインドネシアのほうだったよな、口に出さずに良かったぜ」とひとり心の中で訂正。何となく皆の視線を感じたような気がして焦っていると、ニッキーが「サイクスモンキーだ」と言ってくれたので一安心。でも、一同の反応は「ふーん」。このサルは日本でも日本モンキーセンターぐらいしか飼育していないので、あまり浸透してないのは仕方ないのです。その後ゆっくり進むと、今度は誰かが「ゾウだ!」。見ると群れからはぐれたのでしょうか、1頭の小さなゾウが姿を見せ、見せたかと思うとこちらに気づき森の奥へ消えていきました。こりゃー、動物さがしだな、と私も目を皿にして森の中を注視すると、わらわらと別なサルたちが出てきました。あ、これはウチにもいるぞ、そう「サバンナモンキー」です。一瞬懐かしさがこみあげたものの、すこーし毛色が違うような気がしました。サバンナモンキー属は6種から構成されているので、もしかすると種レベルで微妙に違うのかも、なんて考えてる暇もなく車は走り、ついに出たぞ、バブーン!いわゆるヒヒのことで、この先どこでも見られるサル。ヒヒは日本ではマントヒヒが一般的ですが、こちらにいるのはキイロヒヒやアヌビスヒヒなどいわゆるサバンナヒヒといわれる仲間です。でも現地ではとにかくバブーン。どこでもバブーン。この先「またお前か」のフレーズが繰り返されることになるとも知らず夢中でシャッターを切ったのでした。

出た サイクス
≪出てきた!クロザル?いえサイクスモンキーでした≫

サバンナ バブーン
≪サバンナモンキー(左)とバブーン≫

 ここまでは、さすが森だけあってサルたちが色々見られましたが、マニヤラ湖森の部も次第に周囲が開け、低木の林から草原地帯へと景観を変えていきます。すると出てきたのが、恐れていた四足動物のレイヨウ類。でも事前にお勉強していたのでこれはわかるぞ。「インパラですね」と悠然と言おうとした矢先「インパラ!」とニッキー。うーん、言わせてよー。そして現れしは100万頭の大移動「ヌー」。いや移動はしてなかったんですがね。わらわらと群れになってました。でもこのヌーもいたるところにいたなあ。あとはアフリカスイギュウ、いわゆるバッファローです。これも群れてました。アフリカではその大きさや狩りの難しさ、象徴的な動物という事でビッグファイブと呼ばれる動物たちがいます。その一つにバッファローも入っています。車はいつの間にか湖近くの湿地帯に入り、車内のご婦人方が色鮮やかな鳥を見つけると「わーきれい、何この鳥?」。すかさず「ホオジロカンムリヅルです」と言うと「わあ、さすが園長、すごーい」パチパチパチ。実はこのツル、見たまんまなんで逆に恥ずかしかったのでした。

インパラ ヌー
 ≪インパラ(左)とヌー≫

ホオジロ バッファロー
≪ホオジロカンムリヅル(左)とバッファローの群れ≫

 マニヤラ湖ツアーも終盤に差し掛かると、アフリカゾウの登場。森の入口でもお子ちゃまがちょこっと出てきて引っ込んじゃいましたが、最後は別なグループと思われる子どものゾウと母ゾウなどが数頭出てきてフィナーレを飾ってくれました。アフリカゾウもビッグファイブのひとつです。広大なマニヤラ湖周辺のほんの一部しか走れませんでしたが、時間の関係もあり本日のツアーはここまで。

ゾウ
≪アフリカゾウがお別れに≫

 この後は明日のサファリコースとなるンゴロンゴロ自然保護区にあるロッジへ飛ばすことに。いや、ほんと飛ばすんです。でもニッキーがしきりに飛ばす理由が分かりました。この保護区は夕方6時で門が閉まっちゃうのです。着いたのが10分前という際どさ。しかも保護区に入ってからも飛ばす飛ばす。途中、広大なンゴロンゴロのクレーターが見渡せる展望台に立ち寄りましたが、ここからの眺めはまさに圧巻。約600m下に広がる動物たちが暮らす草原は、まわりの外輪山とともに初めて体感する壮大な風景でした。

入口 バブーンがまた
≪ンゴロンゴロ自然保護区入口とそこに駐車中の車にバブーンが≫

クレーター
≪壮大なンゴロンゴロ・クレーターの大パノラマ≫

 ここで少しこの眺望を欲しいままにしたかったのですが、あたりも薄暗くなり、またしてもニッキーが急げ急げ。時間を気にしないアフリカタイムというのがあるそうですが、まさに時間に追われる日本のサラリーマン的対応にみんなホイホイと。これまた理由が分かりました。ロッジにも門限があるとの事。そこで急ぐと、ロッジまであと少しというところで、突然、道路際の茂みからライオンが出てきたのです。それも迫力のあるオスのライオンが3頭も。これには一同大興奮!ライオンもビッグファイブ構成員。ンゴロンゴロは火山活動によってできたカルデラ状のクレーターと周りを外輪山が取り囲む空間で、ロッジがあるのもその外輪山の頂きのようなところ。標高はナント2400mもあります。なのでアフリカとはいえ夜は10度前後まで冷え込みます。そこに突然現れるライオン。夜間の狩りをするのでしょうか。こんな寒さでもライオンたちは生活してるんですね。だもの、ロッジはしっかり門を閉める訳ですわ。いや閉めてもらわんと。門が閉まるギリギリでロッジ到着。あれ・・・?閉まって入れなかったらどうするんだろ、ま、いいか入ったし。時間との勝負に勝利した私たちを待っていたのは・・・天空に浮かぶ極上の空間でした。

・・・つづく

突然あらわるオスライオンたち
≪突如あらわるオスのライオン群れ≫

ンゴロロッジ
≪極上の空間≫

平成30年7月8日